歯周病って何?
こんにちは!歯科衛生士の中山です😆
前回は、むし歯についてお話させてもらいました。
今回は歯周病についてお話したいと思います❗️
歯周病って何?
みなさん「歯肉炎」と「歯周炎」という言葉を聞いたことありませんか?
「歯肉炎」と「歯周炎」どちらも同じ?
と疑問に思われる方もいると思うので今から2つの違いをお伝えしたいと思います!
歯肉炎→細菌の毒素により歯ぐきが炎症を起こした状態。
歯ぐきの赤みや腫れ、出血が起こりやすくなります。
歯周炎→細菌の毒素により歯を支えている骨を溶かしてしまう状態。
それにより歯がグラグラしてきて進行が進むと歯が抜けてしまいます。
この2つを合わせて「歯周病」といいます
では歯周病はどのようにして進行してしまうのでしょうか?
お口の中に汚れが残ると歯垢がたまります。
歯垢1g(1円玉1枚分の重さ)の中にはなんと
1,000億個の細菌がいると言われています😨
その中に虫歯菌や歯周病菌がいるのですが
歯周病菌のほとんどは酸素が苦手という特徴があります。
歯と歯ぐきの間には「歯肉溝」という隙間があり、そこは酸素が届きにくい場所なので
歯周病菌はこの歯肉溝に入り込んでしまいます。
すると歯ぐきが炎症を起こして腫れてしまいます。
炎症が起こると出血しやすくなるのですが
実は歯周病菌は血液の中に含まれる鉄やたんぱく質が大好き😨
なので、歯ぐきが腫れて出血すると、この鉄とタンパク質を栄養にして
歯周病菌がどんどん元気に活発になってしまいます😨
しかも、歯周病は痛みがないまま進行してしまうので
気付きにくく、気付いたころには進行していた💦
なんてことがよくあります😨
さらにさらに、歯周病菌はお口の中で3か月以上経つと
毒性の強い菌が増えて歯周病を進行しやすくすると言われています!
歯石取りをしてもお口の中の細菌をゼロにすることは不可能ですが
細菌数を減らすことは可能で、これがとっても大事です☺
歯周病を早期に発見したり予防したりするには
お家で行うセルフケアだけでなく
3か月に一度の定期検診で
セルフケアでは届かないところのクリーニングを行ったり
定期的にレントゲン写真を撮って歯周病が進行していないか確認しましょう🤗